新装版リバーズエッジ
新装版


旧版リバーズエッジ
旧版

リバーズ・エッジ
岡崎京子

あらかじめ失われた子供達

すでに何もかも持ち、
そのことによって何もかも持つことを
諦めなければならない子供達

僕らの短い永遠

平坦な戦場で僕らが生き延びること。

岡崎京子の最高傑作であり、現代コミックの一つの頂点。 セックス・いじめ・暴力・ドラッグ・妊娠・残虐・同性愛・ストーカー・狂気・過食症・・・・ 現代を象徴するエッセンスが凝縮され、ひとつの作品としてまとまっています。

この作品に関して、あらすじは書けません。話をかいつまんで説明できません。 登場人物のセリフ、各コマ間に記述される 主人公の心情、 これを ひとまとめにして 「こういうストーリーのお話」と説明することは不可能です。 ひとつ言えるとすれば、残酷で、切なくて、読み終わった後、何も言えなくなるお話、ということ。

亜美さん自身も「最高のコミック」と絶賛。 「90年代」というひとつの時代を最も象徴している作品とも言われます。 亜美ファンなら、この作品に触れてみましょう。 いや、触れなければいけない、そんな感じがします。

先日、新装刊されました。わざわざ帯に「内容は1994年刊行時と全く変わっていません」 と注釈があるくらい、 一コマ一コマが重要性をもっている、ということでしょうか。

少しだけ旧版との違い。
1. 軽い。紙質を落とした? 旧版はずっしりと重いです。
2. 印刷の質が落ちた。印象的な黒ベタの部分が一部かすれているのが残念。
3. あとがきの後に、1ページ 著者プロフィールが追加されています。

補足)
よく間違えられますが、
リバー「ス」 (reverse) ではなく、
リバー「ズ」 (river's) が正しい発音です。

books data
宝島社

新装版:ISBN4-7966-1669-1
2000 1/18 \905
表紙写真:ホンマタカシ
旧版:ISBN4-7966-0825-7
1994 6/20 \971

月刊CUTiE 1993.03 - 1994.04連載