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Amyの入りはこの本。以来夢中。 チョコレートを持ってやってきたスプーン。 黒人の男の人は、お菓子を持ってるんだ。と、あの当時思った。 最初から、なにか悲しかったのは、いなくなっちゃうからだったんだ。 と、何度も読んだ事を思い出します。 「ブルート」という香水探したなあ。
この物語は私を可愛がるのが上手い。 しかし、それは私の心を、であって、体では決して、ない。 キムの心をすくい上げて落とす事のなかったのがスプーンなら、 この物語はフォークのように私の心を貫通するものだ、と感じている。 スプーンとフォーク。そして、『山田詠美』という存在は、 読者の心を切り裂きながら余計な肉を取り除く、最高の洗練であるナイフのようなものかもしれない、と思う。 確かに、それらは極上の味を創りだした。だから私は、『山田詠美』を読む事をやめられない。
愛し方、生き方、一人の男を愛した事がない私には、また愛された事がない 私にはとても切なくて悲しい小説だった。 今もまだ一人の男を愛せず、また愛してもらえない。 ゲ-ムを楽しんでいる訳じゃない、どこかで臆病なんだ。 山田詠美作品は開いた瞬間から鳥肌が立つ。止められない。
山田詠美ファンになって、すごく興味を持って図書館で読んだ本。 当時(今も)14歳。 人前(しかもまわりはおやじばっかり)で号泣してしまった。 本で泣いたのは初めてだった。 私には大人っぽい本かもしれないけど、訳もなくせつなくなっていた。 不思議だった.。 詠美さんは私の永遠のあこがれ。
高校の時、国語の先生が紹介してくれたベッドタイムアイズ。 それ以来、なんとなく山田詠美という作家の名前を覚えていた。彼女は4.5年前の浪人時代によく読んでいた作家の一人だった。初めて読んだ彼女の小説に持った 感想は、なんて素直な恋愛なのだろうだった。正直、私はキムとスプーンの様に人を愛する事が 出来るか心配だ。今までろくに恋愛をしていない私には想像もつかない、でも美しく、羨ましかった。
15歳の時によんだ、初めての山田詠美の作品。以来、10年以上、とり憑かれている私 当時、恋愛に悩んでいた私は、ベット・タイム・アイズの書き出しの2行に、があんと脳みそをぶち割られた感じがした。 私のいいたいことを、こんなに的確に、しかも簡潔に表すことばに出会ったのは、初めてだったから。
せっかく心がくっつきそうになった、それなのにその瞬間2人の関係は はがされてしまう。それがとても切なく、でもきらきらとラメの ように小さく輝きつづけるように思われる。
黒人兵スプーンと日本人少女キムの愛の物語。それもとても動物的にふたりはひかれ、愛し合う。お互いはお互いについて語り合う事はなく、 まさに本能で愛し合っているのだ。キムはスプーンの本名すら知らない。ただ激しいセックスがあれば、このふたりには十分なのである。 この物語のラスト、スプーンは軍の機密を売ろうとしたという罪で逮捕される。(もちろん、キムはスプーンがそんなことをしようとしてたなんて知らない。) その時になってはじめてキムはスプーンのことを知りたいと思う。逮捕の15分前、彼女は「時間がないわ!」と叫ぶのである。 山田詠美はこの作品で、「人それぞれの Crazy about you について考えた」のだそうだ。私はセックスアピールだけで男に惚れたことなんて、ない。 どっちかというと、あれこれ好きになった理由を考えてしまうほうである。だから、こんな風に動物的にひかれあうことから始まる恋愛には 一種の嫌悪を感じてきた。でもこの作品を読んでちょっと変わった。魂の愛がそのあとからついてくるんでも、いいんじゃない? Crazy about you ・・・それはすべてを超越するんだろうなってこと。私たちが 感じる生き物である以上は・・・。 愛する人の一挙一動までもいとおしいと思うような恋をしたことがありますか?そんなとき、愛する人の色気のある仕草をみて、 すべてがどうでもよくなることがありませんか?自分がナニモノであるか?どこのガッコウを出て、どこのカイシャに勤めていますか? どんな本が好きですか?音楽の趣味は?そんなことの前に Crazy about you なのである。そんなことも、ある。
この作品の特徴は、主人公キムのスプーンに対する感情の変化が、遠近の図式として、鮮やかに描かれていることである。 つまり、キムの「愛の感情」が、スプーンに接近・密着していくさまを描いたところである。確かに、初めからキムはスプーンに強くひかれていた。しかし、彼女にとって、スプーンは訳の分からないことが多い存在で、それに彼女は心を砕き・傷めていた。それは、2人の間に立ちはだかっていたとも言える。しかし、それでもキムの心はスプーンに近づく。そして、スプーンがキムの側を離れてしまう時、やっと彼女の心はスプーンにたどり着いた。 以上から解るように、キムの、スプーンへの心の接近が とても上手く描かれて、図式的といえる。 これが、この作品の注目すべき点でしょう。 |